最新の研究成果
人体に必要な物質の吸収、消化吸収、消費と排泄、この流れと運用に問題が生じると、未病を経て、病となるとされています。そして未病、病の体を正常化するために作用するのが生薬です。
理血薬(止血薬と活血薬)の研究を始め、主に止血薬と活血薬に含まれる血栓を誘発する成分やその形成を防ぐ成分の研究に力を注いできました。
気※に作用する生薬、補気薬は胃腸や肝臓の機能を高め、栄養を取り込みます。
取り込んだ養分をエネルギー等に変換し低下した身体の機能、状態を整え、身体を正常化する方向に向かわせる作用を持つと考えられています。
※気また氣(き)とは、中国思想や道教や中医学(漢方医学)などの用語の一つ。一般的に気は不可視であり、流動的で運動し、作用をおこすとされている。しかし、気は凝固して可視的な物質となり、万物を構成する要素と定義する解釈もある。宇宙生成論や存在論でも論じられた。 補気薬の筆頭の人参は、江戸時代に衰弱気味の人に重宝されたと言われています。