最新の研究成果
女性にとって更年期障害は、大きな課題であり、少なからず悩みを抱えている人が多い現状があります。
この症状を予防する有用物質が大豆イソフラボンです。
世界で初めて、黄大豆と黒大豆中の大豆イソフラボンが更年期後の骨粗鬆症の予防に有効であることを見出しました。
また、大豆イソフラボンと黒大豆中のアントシアニンは腹部肥満の予防にも有効であることも明らかにしました。
実験や臨床研究データを提出して審査を受けた結果、2001 年、イソフラボンが「骨の健康に役立つ」化学的な証明を行い、そして国が認めた大豆イソフラボン効果、日本初の大豆からの特定保健用食品 (トクホ) ※の開発に成功を収めています。 大豆イソフラボンを関与成分として、許可を受けた特保食品 は、2009 年までに13 品に及んでいます。
※特定保健用食品(トクホ)は、生活習慣病の第一次予防に役 立つと認められた食品に厚生労働省が健康表示を許可するという世界で初めての制度で、1991 年に発足、世界各国から注目されています。 その審査は厳重を極め、各種の実験データが求められ、厚生 労働省の専門家による審査委員会が安全性と有効性について 厳重に審査した上で、「健康の維持向上に役立つ作用が科学的に証明された」食品にのみ許可が与えられ、上のようなマークをつけて、効果や効能の表示が許可されます。(現在は 消費者庁へ移管)